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CDMA 1X WIN(シーディーエムエー ワン(いち)エックス ウィン)は、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話の第3.5世代携帯電話 (3.5G)サービスの呼称。通称WIN。 == 概要 == 2003年10月22日に発表され、同年11月28日よりサービスが開始された。 データ通信にCDMA2000 1x EV-DO Rel.0方式〔2006年末発売以降の端末からはRev.A、2010年11月以降発売の一部端末からはMC-Rev.A(WIN HIGH SPEED)が用いられる。〕を使い、携帯電話で初めてパケット定額制を導入した。通信速度が下り最大2.4Mbps(Rel.0)または最大3.1Mbps(Rev.A)、最大9.3Mbps〔一部のエリアでは最大6.2Mbps〕(MC-Rev.A)と、NTTドコモのmovaなどのPDCやauのCDMA 1X(Aシリーズ全機種、および2013年冬モデルのあんしんGPS KYS11など)で採用されたCDMA2000 1x MC(CDMA2000 1xRTT)と比べて通信速度の向上を図った。音声通話、およびごく一部のエリアはCDMA 1X同様、CDMA2000 1x MCを用いる。 定額・高速というメリットを生かし、その名の通り曲をフルコーラスのままダウンロードし端末で聞けるEZ「着うたフル」を筆頭に「EZチャンネル」や大容量かつ高速で動作するアプリケーション「EZアプリ(BREW)」などのサービスを提供している。2004年までは、サービス・端末ともにCDMA 1Xが主流であったが、2005年春以降はWINを同社の主力サービス・商品としている。 WIN端末は、CDMA2000 1xMC方式のエリアでも利用できるため、音声通話と下り最大144Kbpsのデータ通信(CDMA2000 1xMC(CDMA2000 1xRTT))のみ可能なエリアもある。また、他社(他キャリア)の3Gサービスと異なり、2013年4月現在、N800MHz帯(新800MHz帯・CDMA Bandclass 0 Subclass 2)を主体に利用している。 2012年7月24日までに総務省が行う電波周波数の再編を受けて、新たな電波帯域である2GHz帯(CDMA Bandclass 6)及びN800MHz帯を整備しており、au ICカード非対応機種(2005年以前の全モデルと2006年・2007年の一部モデル)の新規受付も2010年8月8日をもって終了した。 その後、2012年7月22日をもってcdmaOne、およびCDMA 1Xの各サービスと同時にau ICカード非対応機種のサービスを終了し、au ICカード対応機種でN800MHz帯非対応機種についてもほとんどのエリアで通話・通信サービスが終了したが、一部のエリア(2GHz帯エリアと思われる)で引き続き利用できる場合があるとしている〔「CDMA 1X」などのサービス終了等のお知らせ - KDDI(2011年4月25日)〕〔7「CDMA 1X」などのサービス終了等のお知らせ〈別紙〉 - KDDI(2011年4月25日)〕。 2012年11月より同キャリアによるLTEサービス「au 4G LTE」(エーユー フォージー エルティーイー)が開始されたのに伴い、従来の3G(3.5G)サービスとなったCDMA 1X WIN(およびCDMA 1X)はサービス名を「au 3G」(エーユー スリージー)に改称したため、現在では一部のサービス(「EZ WIN」「WIN HIGH SPEED」など)を除き、ほとんど使用されていない。 2015年2月20日発売のAndroid搭載フィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」(ただしデータ通信のみau 4G LTEにも対応)を以って対応機種の新規開発を全て終了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CDMA 1X WIN」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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